2014年7月30日水曜日

【東北大1年生が語る!合格体験記】②-数学と戦い続けた受験勉強 ~経済学部・一般入試~

 高校生のみなさんは現在夏休みであるが、受験勉強は辛いだろうか、うまく進んでいるだろうか。筆者の場合一年前の夏休みから二次試験までを振り返ってみると受験勉強は辛く、全くうまく進まなかった。まず夏休みから振り返ってみたい。夏休みの初めに私は河合塾主催の第一回東北大オープン模試を受験した。結果は惨憺たるものだった。一番苦手な数学は偏差値30台を叩き出し、判定は最低のD判定であった。しかし私はここでへこたれてはいけないと思い、夏休みは数学を中心に勉強することを誓った。しかしその誓いは簡単に破られた。苦手な数学から逃げ、得意な英語ばかりを勉強するようになったのである。



 夏休みも気づけばあと数日というところで模試があった。得意な英語は一夏の勉強の成果が発揮され良い成績であったが数学は大炎上した。ここで私は11月にある第二回東北大オープンに向け死ぬ気で数学を勉強しようとまたもや誓うのだ。人間とは失敗から学ぶ生き物である。私もこの「夏の悲劇」から学び、数学の勉強を頑張れた。第二回東北大オープンの結果はA判定。数学の偏差値は50台まで上がった。

 しかしこれ以降の模試では数学はまたもや炎上に次ぐ炎上。勉強をしても全く数学の成績は上がらなかった。

 センター試験でも理系科目で点を落とし東北大経済学部はC判定であった。さらにセンター後はやる気がわかず二次試験の勉強に力が入らなかった。
そんななか迎えた二次試験本番、数学の出来はイマイチで合格には自信を持てなかったが、なんとか合格できた。

 少しだけ具体的に二次試験のアドバイスをしておく。国語は昨年度の入試から傾向が変わり小説の問題が出題されなかったが、気を抜かず小説の記述対策もしておこう。英語は英文は平易なものであるが、解答するのに相当の要約力が必要になる問題が多いので先生などに自分の作った解答を添削してもらおう。数学は(参考になるかわからないが)二次試験用の参考書を多く解き、解くことができる問題のパターンを増やそう。二次試験は過去問を何度も解き問題の形式を覚えるといいだろう。

 最後にこの合格体験記をもって受験生のみなさんに伝えたいことは苦手科目から逃げるなということである。夏休みには是非、苦手科目を克服してほしい。またこのオープンキャンパスの数日後に大学別模試を控えている人も多いと思うが、この時期の大学別模試は現役生イジメと思えるほど難しいので、受験が終わった今振り返ってみると、たとえできなかったとしても気にするべきではないと思う。

 私は数学が苦手であるが経済学部にいる。今のところ勉強はなんとかついていけている(数日後に控えるテストはどうなるか分からないが)。だから数学が苦手でも経済学部で学びたい人がいるなら躊躇せず目指してほしい。今はとにかく目の前の受験を乗り越えることだけに集中して欲しい。

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