2014年7月30日水曜日

【仙台市紹介】後半-オープンキャンパスの帰りにいかが?観光紹介

  ようこそ東北大学オープンキャンパスへ。オープンキャンパスへ訪れた方の中には仙台へ初めて来た、という方も少なくないのではないか。せっかく仙台へ訪れたのだから、東北大見学だけではもったいない。そんなわけで、少しではあるが仙台のおすすめスポットを紹介しよう。



 まずは青葉城址。仙台といえば、伊達政宗が有名だろう。青葉城はその伊達政宗公が約400年前に現在の青葉山に築いた城である。現在では石垣を残し焼失。この青葉城址には仙台のシンボルである伊達政宗公騎馬像や青葉城資料展示館などがあり、青葉城址からは仙台市内が一望できる。日中でも展望がよくきれいだが、夜景は一段と美しい。仙台駅からはバスで30分。東北大学からはバスでも、徒歩でも行くことができる。ぜひ一度訪れてみてほしい。

 青葉城址のもうひとつの名物は奥州・仙台おもてなし集団「伊達武将隊」。「伊達武将隊」とは、伊達政宗公や支倉常長、片倉小十郎景綱など11名から成る仙台観光PR部隊である。戦国の世から400年の時空を超え現代に蘇った、らしい。毎日青葉城に武将隊のメンバーがおり、観光客をもてなしてくれる。出陣メンバーは日によって異なるので、気になる方は公式サイトでチェックしてほしい。

 仙台駅から続く大通り、青葉通りダイエー横の阿部蒲鉾店本店では「ひょうたん揚げ」なる食べ物が売られている。これは、蒸し蒲鉾にドーナツ生地をまとわせて揚げたもの。上にはケチャップがかかっており、普通のものと辛口のもの、二種類から選ぶことができる。当たり付きで当たればもう一本、というくじ引き的要素も楽しめる。販売は10時から17時までだが、その前に完売することもあるほどの人気だ。1本170円。ぜひご賞味あれ。

 次は壱弐参(いろは)横丁。青葉通りに面するアーケード街「サンモール一番町」のなかにある通りだ。通りの入り口からは一見、それほどの奥行きはなさそうにも見える。しかし中に入ると、そこには100店舗を超える雑貨店や飲食店などが立ち並ぶ。昭和のレトロな雰囲気漂うノスタルジックな街並みは、まるでタイムスリップしたかのような錯覚に襲われる。一見の価値ありだ。

 他にも仙台名物といえば、牛タン、ずんだもち、萩の月など……。ここで紹介したのは仙台の魅力のほんの一部。時間があれば街を散策してみてほしい。この機会にこの街を気に入ってもらえたら幸いだ。

【仙台市紹介】前半-学外でも充実のキャンパスライフへ!居住地紹介


 高校生諸君が大学を選ぶ上で、その大学が通いやすい立地なのかということは重要な要素であろう。それに加えて、どこに住むかによって入学後のキャンパスライフの充実度も左右されることが多い。それゆえ、お部屋探しが合格後も大きな問題となる。

【ネタ記事】平成26年度 報道部AO入試試験問題 ※実際の試験とは一切関係ありません

~まえがき~
 東北大学学友会報道部(以下報道部)は難問、奇問が集まる入部問題と倍率の高さから、合格するのは極めて困難であると言われている。しかしそれは一般入試に限った話であって、平行して行われる推薦・AO入試は比較的難易度が下がり、穴場となっている。そこで本文では、推薦・AO入試で行われる面接試験に絞ってその傾向と対策を記述していくことにしよう。受験生諸君の一助となれば幸いである。


【ネタ記事】オープンキャンパス実験企画!制服で講義に出るとどうなるの?



 東北大学のオープンキャンパスには、毎年全国各地から多くの中高生や受験生が訪れる。みなが目を輝かせながら、ほんの一部ではあるが学問の最先端に触れていくのだ。そしてこう思うだろう。「自分もこの大学に入りたい。学問を究めたい」と。かつては我々もそうだった。目は輝き、世界には光が満ち溢れていた。


【学生の1日】学生のみぞ知るセカイ ~今そこにある大学生活~

 みなさんは、大学生の日常をどのように想像しているだろうか。サークルに精を出し、ちゃんと勉強もして、合コンやデートも……そんな日常を思い描いているのだろうか。筆者調べによると、そのような一日を送る者は雀の涙の如き数である。では、真の大学生の日常とはどのようなものであるのだろうか。参考として、筆者の一日を書いていこうと思う。


【東北大1年生が語る!合格体験記】④-D判定からの逆転合格 ~経済学部・一般入試~

 筆者が東北大学を志望し始めた時期は、高校二年生の春である。当時、経済学を学べるならどこの大学でも構わないと思っていたが、目標は少しでも高い方がいいはずだと思い、第一志望を東北大学に決めた。しかし、学力的に筆者が東北大学なんて受験できないだろうという思いが強く、勉強に力を入れるということはなかった。



【東北大1年生が語る!合格体験記】③-練習重ね 自信を持ち受験 ~工学部・AOⅢ期入試~

 筆者はAOⅢ期入試で東北大学工学部に合格した。



【東北大1年生が語る!合格体験記】②-数学と戦い続けた受験勉強 ~経済学部・一般入試~

 高校生のみなさんは現在夏休みであるが、受験勉強は辛いだろうか、うまく進んでいるだろうか。筆者の場合一年前の夏休みから二次試験までを振り返ってみると受験勉強は辛く、全くうまく進まなかった。まず夏休みから振り返ってみたい。夏休みの初めに私は河合塾主催の第一回東北大オープン模試を受験した。結果は惨憺たるものだった。一番苦手な数学は偏差値30台を叩き出し、判定は最低のD判定であった。しかし私はここでへこたれてはいけないと思い、夏休みは数学を中心に勉強することを誓った。しかしその誓いは簡単に破られた。苦手な数学から逃げ、得意な英語ばかりを勉強するようになったのである。


【東北大1年生が語る!合格体験記】①-強い意志で受験に打ち勝つ ~工学部・一般入試~

 ここに筆者の壮絶なる受験体験記を記す。


【サークル特集】②-Windnawts ~大空に夢を抱いて~

 本学学友会体育部人力飛行部Windnautsは、毎年7月に琵琶湖で開催される「鳥人間コンテスト」での優勝を目標として日々活動に励む。同大会での、人力プロペラ機による飛行距離を競う「人力プロペラ機ディスタンス部門」においては4度の優勝経験を持つ強豪サークル。2008年に彼らの記録した計測飛行距離の‌36‌kmは未だ破られていない。


【サークル特集】①-競技麻雀同好会 ~純粋に麻雀を楽しむ~

 本学の競技麻雀同好会は平成24年度から活動を開始し、昨年は全国大会で優勝するなど、高い実績を上げている。競技麻雀同好会会長の村越洋介さん(理・3)に活動内容や麻雀の魅力についてお話を伺った。



【講義紹介】⑥-基礎ゼミ(2)合巻『傾城水滸伝』の注釈書を作る

 筆者が紹介する基礎ゼミは、「合巻(江戸時代の劇画)『傾城水滸伝』の注釈書を作る」である。合巻とは、江戸時代の化政文化期に読まれた、風刺滑稽を主とする大人向けの絵入り小説だ。


【講義紹介】⑤-基礎ゼミ(1)最先端技術で脳を科学する

 東北大学に入学すると基礎ゼミと呼ばれる全学教育が行われる。自分の受けたい講義を全170種以上の中から選べるのだ。


【講義紹介】④-自然科学総合実験 ~領域超え本格的な実験行う~

 「自然科学総合実験」は理学部数学科を除く全ての理系学生が必修科目として受講する授業だ。1セメスターか2セメスターのどちらか一方で、毎週2コマ続けて一つの実験課題に取り組む。課題は全12題、受講する順番は個々に振り分けられており、大体が初対面の人と実験を行うこととなる。実験課題は化学、物理学、生物学、地学、及び数学の専門領域を超えた、多岐にわたる内容を扱っている。


【講義紹介】③-東北大学を学ぶ ~本学を主人公にドラマ見つめる~

 この講義では東北大学の歴史を学ぶ。東北大学は1907年に設置された百年以上の歴史を持つ大学であり、2007年には創立百周年を迎えた。この講義の講師は、百周年記念として編纂された、東北大学百年史を中心となって担当した中川学講師・高橋禎雄助教だ。


【講義紹介】②-中国文学史 ~古詩のいろはを学ぶ~

 「中国文学史」とは、今年度全学教育で基幹科目として開講されている中国文学全般に関する講義だ。担当教員は、国際文化研究科所属の勝山稔准教授。一部の学生からは仏とも称されるほど、学生にやさしい教員として知られている。講義の内容は先秦時代から唐代にかけての文学を中心に、各時代の文学的特徴や人物に関する知識を身につけ、著名な詩を鑑賞することだ。


【講義紹介】①-未来の電子・通信・情報技術を目指す学術研究の最前線 ~最先端研究 直接教わる~

 高校生諸君は、大学の講義にどういったイメージを持っているだろうか。高校の授業とは異なり、自分でさまざまな選択肢の中から受ける講義を決め、興味のある分野を知ることができるのが特徴だ。ここではごく一部ではあるが、東北大学における講義を紹介する。高校生の諸君が、大学の講義で何を、どう学んでいくのかを考える上で参考にしてほしい。


【研究紹介】④-理学部化学科分析化学研究室 西澤 精一 教授

 本学の理学部化学科は1911年の開学以来、「研究第一主義」をモットーとして研究重視の学風を守り続けてきた。研究分野はひとくちに化学科といっても無機化学や有機化学、生物化学や物理化学など多岐に渡る。



【研究紹介】③-理学研究科数学専攻 黒木 玄 助教

 理学部数学科、というとみなさんはどんなイメージを持つだろうか。大学で専攻する数学とはどのようなものか、理学研究科数学専攻の黒木玄助教に話を伺った。



―専攻されている分野について教えてください
私の専攻は一言でいうと「数理物理学と表現論」です。理論物理にも登場するような数学を、表現論を用いて研究しています。たとえば実三次元空間の回転は実数を成分に持つ三次正方行列で表現できるだけではなく、複素数を成分に持つ二次正方行列を用いても表現できる。表現論の「表現」とは大体こういう意味です。数学的対象の裏に隠れている対称性を表現論的にうまく定式化して見出すことで研究対象のシンプルで美しい理解を目指しています。非常に魅力的な分野です。

―数学の魅力とは
数学を専攻して学ぶということは地の底へ深くもぐるようなものだと思います。高校までは教える側が注意して、生徒が数学の谷底に落ちてしまわないように、通る道を制限してくれます。しかし大学では谷底に転がり落ちてしまうことも歓迎するようになります。ほんの少し道を踏み外すだけで簡単に転がり落ちることができます。転がり落ちないと楽しい冒険は始まりません。転がり落ちた先には美しい数学的世界が広がっています。

―東北大学の数学科の特徴は
数学の本質的に難しい部分を避けずに本物の数学についてきちんと教える体制が整っているところだと思います。研究できる数学の分野も多彩で広く、ほぼ全分野の数学について研究できます。さらに東北大学全体で研究が盛んであり、入学して来る学生の意識も高いです。勉強する仲間を見つけ、学問を究めたいならば、最高の場だと思います。

―高校生へ一言お願いします
オープンキャンパスでは、実際の研究と同じことが体験できます。ぜひ数学科をのぞいてみてください。道から脇へそれて、谷へ落ちてきてくれる冒険者を待っています。

【研究紹介】②-文学部インド学仏教史研究室 吉水清孝 教授


 本学文学部インド学仏教史研究室の吉水清孝教授に話を伺った。吉水教授はインドの哲学派の一つミーマンサー(聖典解釈学派)を中心に、インドが古代から中世へ移行する時期における思想家の相互対立や当時の社会とのかかわりを研究している。インド学や東北大生の印象について伺った。



【研究紹介】①-教養教育院現代科学・科学哲学担当 野家 啓一 総長特命教授

 7月30日・31日の二日間にわたって開催される本学のオープンキャンパス。高校生や受験生のみなさんは、あちこちで本学で行われる研究に触れることと思う。今回はそのうちいくつかの研究分野について先生方へインタビューを行った。本学を知る一助となれば幸いだ。